02 - 「カメポポン」は本当に防御向き?

カメポポン」は青マス以外に配置するな?

スターターに入っているクリーチャーの中で、一番の耐久値を誇る「カメポポン」。ついつい「アーマトード」を片手に配置して自分を守りたくなりますが、実はあまり良い選択肢とはいえない事も多いのです。

戦闘の基本は2択

例えば「コングボス」同士で、戦闘を行った場合を想像してみましょう。この場合防御側は何もしないと負けてしまうため、何らかの戦闘支援カードを使う事が必須となります。この時、防御側が使う戦闘支援カードの選択肢は大きく分けて次の2種類です。

一方、攻撃側は防御側がどちらのカードが使うかを予想して、戦闘支援カードを選択する必要が出てきます。即ち、

読みが当たれば攻撃側の勝ち。外れれば防御側の勝ちとなることが分かっていただけるでしょうか?

カメポポン」vs「ケンタウルスヘル

以上の事を踏まえると、「カメポポン」を青マス以外に配置した場合の欠点が分かってきます。つまるところ攻撃値が10しかない事が非常にネックとなってくるのです。

例えば、スターターに入っている攻撃値の一番大きなカードである「ケンタウルスヘル」の耐久値は12です。したがって基本的に「カメポポン」側は上記2択を仕掛けることが出来ません(もちろん「突進」等の例外はあります)。逆にいうと「ケンタウルスヘル」側は「攻撃値+X」のカードさえ持っていれば、大抵の場合戦闘を仕掛ける事をためらう理由は無いということになります。

しかも「カメポポン」側の分の悪い事に、スターターの中で攻撃値17、耐久値10を超えるカードは他にも「ウォーリアー」、「レックスセーバー」と2種類も存在しており、とても上記のようなケースは稀といえないのが実情です。

カメポポン」を配置しちゃ絶対ダメというわけではないけども

もちろん逆手を取って「フェレット」あたりを隠し持ちながら、「カメポポン」を配置するという戦法も考えられますし、相手が攻撃値17以上のカードを引いていない場合だってあるでしょう。そもそも戦闘支援カードが「アーマトード」しかない場合は2択を仕掛ける事も出来ない(青に「先制攻撃」カードは無い)わけですし。

しかしながら、2択によって相手の判断ミスを誘える場合があるという事を頭の片隅にでも覚えておきさえすれば、少なくとも「カメポポン」を配置するよりも良い選択肢が見つかるかもしれませんよ?